ウラノルマのネタバレや感想！読者のグッと来る反応や評価は？

ほんとにこんなことがあるのかと衝撃を受けましたが、

大企業で役職がある立場の想像もつかないストレスやプレッシャーが引き起こした心の闇なんでしょうか。

エリート会社員の満たされる事のない心の闇はどうやって

生まれてしまったのかが気になり引き込まれるように一気に最後まで読んでしまいました。

エリートだから幸せとは限らない…ちょっとしたボタンの掛け違いで、

人生が狂ってしまうことがある。そんな恐ろしさを教えてくれる作品でした。

自分が自分であるためにもがいて、苦しんで、愛を乞うていて…。

女であることが嫌なのに、女であることを認識する別な人間を造り上げて、生きています。

幸せになって欲しかったけど…。

現在は迷宮入りとなっている事件がモデルとなっているので。

何もかもに恵まれた境遇なのに、唯一「愛される事」に恵まれなかった主人公。

「愛する事」はもちろんですが「愛される事」って、大切なんだなと再認識しました。

とても心に響いた作品です。

全てに恵まれているのに自分を自ら汚して罰する主人公のあおい。

本当ならもっともっと幸せなはずなのに。

不条理さを感じながらも主人公の気持ちが丁寧に描かれていて夢中になって最後まで読みました。

厳格な父に躾られた教訓と現実のギャップに悩み、

歪んだ人生を送るヒロイン。

そして悲劇が起きる…。色々深く考えさせられる作品です。

とにかくグイグイ引き込まれてしまう面白さです。

不器用で心が綺麗な主人公が悲しくて切なく、後半は涙無しには読めなかったです。

画力も申し分なく、久しぶりに中身のある作品に出会えた気がしました。

その完璧主義者…ぬるま湯には浸かっていられなかった、

主人公の真面目さ、故の孤独…どこか間違っているのではないかと、

自分を律しながらの日々、もう少し早く彼と理解しあえれば…なんて思いながら、

今回も一気に引き込まれました！

愛されたいと願って、頑張るけど報われず、むしろ嫌われて、

最後は幸せになってほしかったです。

でも、読んでいくうちに主人公の気持ちが痛いほど胸にささり、せつなくて涙しました。

生きていくのって本当に難しい。そして本当の自分って何なのかわからなくなる。

でも主人公の場合、特殊な環境で育ってきたわりに、

味方もいたし、被害者になる前に助けられなかったのが本当に悔やまれます。

家柄も良く、スタイルも能力もあって、回りからは羨望のまなざしで人から見られている主人公。

でも、その胸のうちはコンプレックスと不安で、

もう一人の自分を産み出さずにはいられない。

人の幸福とは、誰しもかかえる心の闇の解決方法とは。考えさせられます。

故人を題材にしたものは難しいと思いますが、

不器用な生き方しか出来ない主人公に共感出来る箇所は様々ありました。

最終的に理解者が現れたのに、プライドと自己評価の低さが邪魔をして素直になれない…

そして最悪のタイミングのズレ。

ラストは悲しくて泣けてしまいました。重厚な人間ドラマに仕上がってます。

きちんと生きようとすればする程…汚されたい欲求にかられてしまう、

そしてそれを正当化する主人公は読んでいて痛い部分ありますが…

この人の心の闇は埋められる日が来るのか？気になるので続きを購入します！

育った環境もリアルでは無いのでなんとなく読み進めましたが

物語が進んでいくとびっくりするくらい主人公の気持ちが共感できます。

暗くて切ないお話でした。

東電OL殺人事件のことは知らなかったけど、

本当にこんな人いるのかなぁ。でも、寂しさや葛藤って誰にでもあるんだと、思いました。

こんな風には生きれないけど、うまく描かれていて引き込まれてしまいました。

なぜか最後は応援したくなりました。

一見優等生でも屈折してしまった主人公に引き込まれる作品です。

彼女の人生を追いかけながらストーリーが進みますが、

実際の社会でもあり得るであろう内容で胸が痛くなりました。

親の期待に応えようとするうちに一人の人間の何かが壊れていく。

周りから見れば恵まれていても自分で自分を罰している切なさがよく伝わってきました。

「ただ愛されたかっただけ」。それだけなのに彼女は真っ直ぐすぎるがゆえに壊れていきます。

最後に理解者が現れた事に救われましたが、衝撃の結末でした。

他のルポにもあるよう一気に引き込まれ読んでしまいました。

自分にはここまでの闇はないので同調は出来ませんが

こうするしか自分を保てなかった不器用さはとても伝わりました。

主人公がもう少し器用ならこんな悲しい事件にならず

ハッピーエンドを迎えられたんじゃないかと思うととても切ないです。

夜は別人に変身して娼婦の様になり、自身の体を汚しています。

とにかく、昼と夜のギャップが凄いですが生い立ちや環境に原因がありそうです。

まだ、途中なので読み進めて早く真相を知りたいし、

主人公には心の闇から抜け出して本当に幸せになってほしいです。

私は主人公のような才能も美貌もない女ですが、

不完全でだめな自分を憎み罰しようとする心の闇は少しわかる気がしました。

重厚なストーリーで大変読みごたえのある作品だと思います。

物江さんの優しさと、辛く切ないラストに涙・涙でした。

ただ私は絵が少し苦手に感じたので…☆は４つにしました。