あなたのことはそれほどのネタバレ！読者の反応と感想は？

人間の大切な感情とどうしようもないダメな部分が本当によく描けていると思います。大人な漫画です（笑）

この”不倫”という言葉が、生理的に嫌いです。倫理的にどうなの？！

って思っているからです。でもいくえみさんの漫画だから･･･読みたい･･･でも･･･と悩みながらも、結局購入しました。結果、買ってよかった！と思いました。

私と同じように、不倫ワードで踏みとどまっていて、なおかつ彼氏ができない〜と悩んでいる人におすすめです。

なぜできないのか･･･麗華のように、美都のように、もっと素直にストレートにまわりと関わっていかなければ、そして現状に不満を抱かず、受け止め受け入れ、そして行動しなければ、彼氏や旦那さんに出会うことはできないのだ、と思いました。

もちろん不倫はいけないことだけれど、彼女彼らの結婚前の行動が、私にとってとても勉強になりました。私ももっと、麗華のように素直になろう。素直に感謝の言葉を言えるようになろう。

美都のように、自分に正直に、明るく楽しい人になろう！そう思わせてくれた一冊です。

また、レビューの中に、有島くんがなぜ麗華を選んだのかわからない、とありましたが、私にはすごく伝わりました。

無理やりのキスや、妹の言葉や、流れに乗ってしまった、というのもあると思いますが、基本的に素直で正直なところに心を動かされたんだと思います。

それから、「なんでこうなったのか？」って何度も言ってますが、「これでいいのかな？」と思いながらも、考えなしになんとなく行動していった結果だと思います。

いくえみさんの本は、微妙な表情や「間」にいろんな含みをもたせているので、ほんと感心します。

平気で浮気しておいて子供は猫可愛がりする有島くんにもまた腹がたつ…。

ただ、奥さんの顔がかわいくない、てところが普通の恋愛ものと違って面白い。そんな麗華さんにも興味がわきます。まんがだけど服装もかわいいし絵も好みです。

腹がたつけど、どうなるの？と、はまってしまう不思議な漫画です。

不倫イコール純愛みたいな考え方も、どうかしてるのでは？と思っています。なので、いくえみ綾さんの漫画は好きだけど、これは、長いこと手に取りませんでした。

だけど、読んでみたら、もっと早く読めばよかった～と後悔(笑)おもしろいです。早く３巻を発売してほしい！主人公の美都ちゃんが、妻子ある初恋の相手、有島くんと、ダブル不倫してるので、たぶんテーマは不倫だと思います。でも、ぜんぜん、純愛じゃないです。

だから安心しました。純愛だとか思ってるのが、主人公の美都ちゃんだけです(笑)不倫相手になっている有島くんという男性には、妻子があり、妻のキャラクターが、魅力的です。

こういうキャラクターの設定のしっかりしたところに、いくえみ綾さんの漫画家としての力量が感じられます。私は、ダブル不倫→不倫なのに純愛みたいに書かれる→不倫されている妻や夫は、ひどい裏切りをされているのに、不倫している本人たちは幸せいっぱい。

というストーリーなのではないか？と恐れていましたが、そんなことない漫画です。まだ２巻までしか読んでないので、先はわかりません。
ですが、今のところ、美都は、主人公だけど、不倫相手の有島くんからは、『本気になるほどの相手ではない』『妻子あっての、たまの浮気』ってな扱いです。

美都ちゃんは、初恋の相手だから、不倫なのに、ロマンチックに盛り上がっちゃってますが、有島くんが、妻である麗華さんと離婚することはないでしょう。

妻、麗華の鋭さは、『漫画だからいるけど、こんな鋭い妻は、現実世界にはいない』と思われる男性がいるかもしれませんが、

世の中の女性は、みんな、当たり前のように、男性が気づいてないところをしっかり見て、ピンとくるものです。そして、携帯を盗み見るのは、女だけだと思ってたので、美都ちゃんの旦那様の行動に、ちょっとびっくり。現在、浮気されてる方、これからするかもしれない方(笑)一読あれです。

だから内容紹介見てドキドキしつつも1巻紙で購入。あー、主人公がいま正に仲間内でどうしたもんか…と言ってるコにソックリでもうイライラしてきてしまってダメだった。

男もこの手のタイプで…。そういう意味ではリアルなのでこの手の友達がいなければ面白く読めたと思います。現実逃避の意味も込めて今後のいくえみ作品は若い設定のみにしよう、と思うのでした。

なんとなくストーリーが読めそうな感じではあるけど、それぞれの視点から明け透けな心の内が読み取れて、人というのはなんとエゴイストだろうとゾクゾクしました。

怖いもの見たさで続きが気になります。メロメロなW不倫の話でないことは確かです。

当初は、「不倫なんか書かないでほしい」なんて女子の声が沢山出てて、

「こういうの読んで見たかった！」と思ったなんだか自分が非常に歳をとったというか汚れた気がしてしまいます（笑）

内容の方は相変わらず生々しいです…いくえみさん。2巻にかけてはどんどんドロドロしていきます。”登場人物が皆酷すぎて感情移入できない”私も10代だったら登場人物の気持ちが理解できなかったかもしれない。

大人になって不倫が思いの外身近にゴロついてて今は主要4人のことがちょっとづつわかる。

自分だって一歩間違えばこのうちの誰かになってしまうのでは？という恐怖を覚えなから読んでます。

でも初恋の人への想いや、思い込みは痛いほどわかるので胸がいたくなります。

どのような結末でもハッピーエンドは無理ですよね。全体的にモヤモヤする中で美都の親友の存在が救いになってます。

テーマがテーマだけにやっぱり重い。ヒロインの思い込みが激しい性格にドン引き。旦那に浮気がバレても、旦那がそれでもいいと言えば関係を続けようとするヒロインが理解不能。

相手（ヒーロー）も何を考えているのかさっぱりわからない。愛があるようで一切ないような歪な関係に息が詰まりそうになる。それでも、読んでしまうのは、この作者さんだから。

きっとありきたりじゃないラストなんだろうと期待をこめて★四つです。

ときめき感じる場面もあるけど、「でも所詮不倫じゃん」と冷める冷める。慰謝料発生するようなことしてて純愛ってなんだよーって感じ。

これ読んで喜ぶ既婚者は恋愛経験乏しくて結婚してはっちゃけたくなってる人or不倫してる人じゃないですかね。

同級生に会ったところで過去の産物として思える私としては、なんら思うところもなく。漫画を返しに行った時にね！？これハマるでしょって言われたけど、絵は好きだなぁとしか答えられなかった。

他人の人生に傷をつける行為を美化する漫画は愛とか語っちゃいけないと思う。花畑が見たら影響されるかもしれないし、作者さんには結末のことは考えてほしいかも。

この物語はぽっと出の中二病マンガ家には描けないわ・・・！

この人の描く漫画にはセリフの中の行間にたくさんの意図が込められている。不倫がテーマになっている作品ですが、本当のところはヒューマンドラマで、人生哲学のようなものまで感じさせる・・。やっぱりいいものはいい！

もっと他に合う女優さんがいると思います。波瑠さんはイメージに合わないなぁ・・・